大きく立ちはだかる壁の出現
こんにちは 片付けの専門家 仁礼恭子（にれきょうこ）です。
少しだけ私のことを知っていただこうかと思います。
属 性： 主婦
生息地： 東京都下
形 態： 夫・子供2人の4人家族
我が家は完全なるワンオペ育児・家事の家庭。
良くも悪くも、家庭のことは一身に受けていたので、
専業主婦として15年過ごしました。
子供の手が離れ始めた47歳の時に、
そろそろ外に出て働いても大丈夫なのではと、
ようやく社会復帰を考えられるようになりました。
その間、ずっ～と考えていたことは
「私の本当にやりたいことは何だろう？」
若い頃夢を追っていて破れたこともありました。
趣味はあるけれど、それで生計を立てるなんてムリムリと
未来の展望が見えないことばかりです。
そんなある日、ふとした拍子に目の前に現れたのが
整理収納アドバイザーというお片付けの資格でした。
こ、これは！！！
脳内で何かがスパークしました。
振り返れば小学生の頃から、整理整頓するのが大好きでした。
足りないモノがあればDIYで工夫して生活することが大好きでした。
住まいに関する仕事を目指してインテリアコーディネーターの勉強もしていました。
（残念ながら妊婦になって手が回らなくて挫折・・）
まさかこんなものが資格として存在しているなんて！！
もっと早く言ってよーーー！
バズーカ級の衝撃を受けた私は、
その3日後にはもう「整理収納アドバイザー2級」を受講していました。
そして実は受講する前からすでに、
「私はこれを伝える講師になるんだ！！」とも決めており、
完全に自分の天職を見つけた気分で舞い踊っていました。
私は「人前でしゃべること」が得意です。
性格はお節介なところもあり、「人のために何かすること」が好きです。
どこからどう見ても、私はこの道に進むしかないと、
目の前はまさに 嗚呼バラ色の人生♪
そして、有言実行。
アドバイザーの試験、講師の試験を順調にクリアし、
わずか10か月後には認定講師の資格を手にしていました。
これできっと生き生きした毎日が送れるっ！
ついに自分の手で人生を切り開く時が来た！
と思った・・・
のですがっっっ
まぁ世の中そんなに甘くもなく、
高くて分厚い壁の迷路が ドドンと 目の前に現れたのでした。
残念なことに、
その壁を叩き壊すハンマーも、
迷路を攻略するための方位磁石も、
ジャンプして飛び越す跳躍力も
持ち合わせていなかったのです・・・
無力な自分とさまよう日々
実は、同じタイミングで、事務のパート職にも恵まれ、
実質的には社会復帰を果たしました。
しかし、当初の目的の資格を手にしてからの4年間。
パートの仕事が忙しいという事も言い訳にして、
本来やりたいはずの
お片付けのサービスや、講師の活動は
なかなかお客様との出会いのきっかけがなく
思うように進めません。
こんなにも私は何もできない人間なんだと、
自分でもビックリするくらいの焦りと劣等感で、
もがき苦しむ日々。
他の活躍している人達がただただ眩しくて、
自分の不甲斐なさを嘆くばかりでした。
何より致命的なのが、
自立して仕事をしていく上では絶対必須の
ブログが書けない！
／(T o T)＼ﾅﾝﾃｺｯﾀｲ
しゃべる事が得意、人と接することが好きだ、と言っている反面、
いざ何か書こうとするとこんな内容じゃダメなのじゃないかと
不安になってしまうのです。
ブログ書かなきゃ・・・
HPつくらなきゃ・・・
呪文のように唱えているだけで、
迷路から抜け出せずその場で固まったままでした。
自分との向き合い方
私は自分で言うのもなんですが、真面目というか、
責任感が強くてリーダー気質なところがあります。
それがゆえに、特に人に何かを教えるようなときには
きちんとできていなければ、
完璧に出来ていなければ、
と自分自身のハードルをぐいぐい上げてしまうのです。
しかし物事って、上を見れば見るだけ果てしなく上が存在するのです。
ですから、どこまで行っても自分の能力が足りない気がして
結局何もできずに挫折する結果になります。
自分にちょっとだけ優しい言い方をしてあげるとすると、
きちんとを提供したいサービス精神が旺盛な結果だとも言えます。
勝手に「こうあるべき像」を作り上げていました。
でも・・・、よ～く考えてみると、本当は違うんです。
一見頑張っているように見えるのですが、
世間に対しては、人の目を気にしてしまい、
やりたくても上手にできないからやるのを怖がってしまう
引っ込み思案のメンタル臆病者 だったのです。
抜け出せない巨大迷路を作っていたのは自分自身でした。
迷路からの脱出
未来の自分はどうなっていたい？
誰にどんなことをしてあげたいの？
世の中で出来る役割はどんなこと？
いったい誰の目を気にしているの・・・？
そんな頃、行き詰った先で出会ったビジネスコンサルを学んでいくうちに、
迷宮の果てで複雑に絡み合い、表に出てくる気配のなかった自分の意識が
どんどん解きほぐされていくのがわかりました。
ああそうか。
私は一体何におびえていたんだろう・・・
今自分に出来ることを、自分に出来る範囲で、
自分の経験を求めてくれる人に提供するだけでいい。
とても大切な基本がわかっていませんでした。
ビジネスを勉強すると聞くと、短期間でお金を稼ぐ方法や、
何十何百人を集客する方法だと思ってしまいがちですが、
実はその前に自分の土台作りがとても大切だと教わりました。
まずは自分自身の整理から始めることが必要だったのです。
50年間かけて作り上げた自分を振り返り、
見直すのはそれなりに難しい作業ではあります。
だからこそ、今がチャンス。
私の中身を全部出して
何から出来上がっているのか、
何を考え、
何をすべきなのか、
を見つけ出していきました。
まずは自分自身をしっかり整える事
これをやる事で、私はようやく変わることができたのです。
ずっと自信が持てなかったことへのコンプレックスがなくなりました。
なにより自分を解放して楽しむことが大切です。
そして、自分が成長を感じ始めたとたんに効果が出始めました。
あんなに書けないと悩んでいたブログも、
気負わず気持ちよく書けるようになったとたん、
１日10アクセス程度だったものが平均400以上になりました。
人目を気にする鎧がなくなったとたん、面白い内容のインタビューを受け
TVでアップで映してもらえるような出演へとつながりました。
だんだんと妬みや焦りはなくなり、自分の出来ることを自分らしくやる事に
清々しさを覚えるようになりました。
私の目指す道
片付けの方法は自然と身に付くものではなく、
きちんと教えてもらわなければ出来なくて当たり前。
いつも自分でそう伝えているくせに、今頃やっと気が付きました。
ビジネスの方法は自然と身に付くものではなく、
きちんと教えてもらわなければ出来なくて当たり前。
そしてそのビジネスへとつなげる基本は自分の整理収納。
そうです。
片付けも見た目だけの一時的な綺麗さだけではなく、
本質的なことから変えていかないと暮らしが変わりません。
人間も上っ面だけ見栄え良くしても、
本質が整っていないと自分のことは伝わりません。
お家だけでなく、自分自身を見直すやり方も手順は同じだったのです。
私はとうとう自分の伝えるべき整理収納のあり方を見つけました。
迷わずに自分らしく生きるための整理収納術
例えば、何かの資格をとって、頑張りたいと思っていても、
私のように思い通りに事が進まず、もやもや悩んでいる人
私のように自分の強みがわらからずに、さまよっている人
整理収納を通してそんな人たちの励みになれるような存在でありたいと強く思っています。
まだまだ変われるよ！
引っ込み思案のメンタル臆病者なんて言ってるのがもったいない！
なにせもう50代なのです。
今、人生を謳歌しないでいつやるの！って感じですよね。
お片付けで楽しい未来をつかんでいきたいです。
どうぞよろしくお願いたします。
